矢印デザイン活用ガイド|向きや形の意味と選び方

はじめに
矢印は、情報を「伝える」ための視覚要素の中でも、特にシンプルで効果的なデザインパーツです。
Webサイト、アプリ、プレゼン資料、チラシなど、あらゆる場面で矢印は活躍しています。
本記事では、矢印の種類や形の違いが与える印象、目的に応じた選び方、実際のデザインでの活用例をご紹介します。
また、すぐに使える無料の矢印素材もあわせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
1. 矢印が使われる主な場面とは?
矢印は「方向」や「関係性」を示すために使われます。具体的には次のような場面で多用されます。
- ボタンやリンクの「クリック誘導」
- ページ送り(スライダー・カルーセル)
- 情報の流れ(フローチャート・プロセス図)
- ナビゲーション(地図・案内板)
- 優先順位の強調(「こっちが重要!」と示す)
このように、「視線誘導」や「構造の理解」において、矢印は欠かせない存在となっています。
2. 矢印の「向き」がもたらす心理的印象
矢印は向きによって、見る人に異なるメッセージを与えます。
向き | 印象・意味 |
---|---|
→(右向き) | 前進・次へ進む・スタート |
←(左向き) | 戻る・前のページ |
↑(上向き) | 上昇・向上・スピード感 |
↓(下向き) | 詳細・展開・安定感 |
↻(回転) | 繰り返し・更新・循環 |
デザインの目的に応じて、適切な向きの矢印を選ぶことで、より直感的に伝えることができます。
3. 矢印の「形」の種類とデザインの違い
矢印には様々なスタイルがあります。以下は代表的なタイプです。
▶ シンプルな線型矢印

- ミニマルなUIに最適
- ボタンやリンクの装飾に向いている
▶ 太め・ベタ塗りの矢印

- 視認性が高く、目立たせたい場所に使える
- スライダーのナビゲーションなどで使用される
▶ 曲線矢印

- 流れや循環、変化を表現するのに適している
- フローチャートや説明資料に効果的
4. UI/UXにおける矢印の役割
矢印は単なる記号ではなく、ユーザーを自然に導く設計パーツとして機能します。
たとえば:
- CTA(Call to Action)ボタンの右に矢印を置くとクリック率が上がる
- スクロールを促す「下向き矢印」で滞在時間が延びる
- 次のステップに進ませる時は、視線の流れを矢印が補助する
つまり、矢印はデザインの中でユーザーの行動をコントロールするナビゲーターなのです。
5. すぐに使える!おすすめ矢印素材
当サイトでは、さまざまな用途に使える無料の矢印素材を配布しています。
- SVG・PNG形式に対応
- 商用利用OK
- 色変更やサイズ調整も自由
▶ 素材一覧はこちら
おわりに
矢印は、私たちが思っている以上に多くの意味と機能を持った視覚的なツールです。
ちょっとした矢印の使い方一つで、ページの伝わりやすさや操作性が劇的に変わることもあります。
あなたのデザインにも、ぜひ「意味のある矢印」を取り入れてみてください。